10月23日(日)に大森で開催された交流会(イベント?)に参加してきました。
参加者は、子どもの支援に関わる方々30名ほど。
被災地の支援、そして福島県については県外避難者の方々への支援などについて、活発な議論が行われました。
以下、話題提供者からのお話し、会場からのお話しなど、メモにしました。
私なりのメモですので、文責は私個人にあります。
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子どものために、今、できることは ~震災を通して考える、子どもの今、子どもの未来~
日時:2011年10月23日(日) 9:30~13:00
場所:キッズな大森
主催:新しい公共を創る市民キャビネット 子ども・教育部会/
日本子どもNPOセンター(林)
【話題提供者】
・永田佳之さん(聖心女子大学准教授)
・渡辺由美子さん(キッズドア)
・江川和弥さん(寺子屋方丈舎)
・赤城智美さん(アトピッ子地球の子ネットワーク)
・谷川由起子さん(こども福祉研究所/東日本大震災子ども支援ネットワーク)
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会場には話題提供者も含めて30名ほどが参加し、子ども支援に関する
現状と課題が活発に議論されました。
<谷川先生より>
・ユネスコの提唱するESD(Education for Sustainable Development)
テーマ:気候変動
生物多様性の保全
災害リスク削減
⇒価値観、行動、ライフスタイルの変容
(「問題を生み出している自分」から「問題を解決している自分」へ)
・2014年、国連ESDの10年の締めくくりの会合が日本で開催される。
この時に、震災を踏まえ、日本が何を言うかが注目されている。
・「復旧/復帰」か、「復興」か?
・Vulnarability(ヴァルナラビリティ)とRegilience(レジリエンス)
Vulnarability=脆弱性の回避
Regilience=自己回復力をつける
⇒システムが変化しても、基本的な機能や構造を維持できる
⇒「安心してサボれる職場」、「安心して絶望できる人生」、
「利益のないところを大切に」、「勝手に治すな自分の病気」…等々
・個々人のしなやかな強さ、コミュニティのしなやかな強さ、
そして求められる、レジリエントな学びと暮らしの実践
<福島の課題>
・現在県外避難者は10万人。その内、東京には6870人。
・福島市、郡山市、二本松市の放射線量の積算量が増えている。
・今、山形県への避難者も増え、米沢市に3000人が避難。
・県外避難の子ども達にどうアクセスし、つないでいくかが課題。
⇒福島については、いよいよメンタルが心配な状況。
現場ではほんの些細なことが、大きなトラブルになっている例もある。
みなし仮設に住む人も半数以上で、市民団体では把握しきれない。
個人情報保護の関係で、市民団体はアクセスできないけれども、被災自治体・教育委員会は子ども達の状況を把握している。
これらの自治体と連携し、支援の情報を広報を通して伝えることも必要(被災者には、インターネットではなかなかつながらない)。
<支援団体のタテ割りの問題>
・「子どもの支援」をテーマにネットワークをつくり、活動のコーディネーションが必要。現在北海道では、福島県からの避難者も多いことから、札幌市福島県北海道事務所などと一緒に、支援団体のネットワークが進められている。
・震災後、5月・6月には既に連携の話が出ていて、文部科学省なども試行錯誤しているが、まだ上手く回っていない。それは、現場が忙しすぎたこともあるだろう。
・子ども達を通しての「地域のつなぎなおし」が必要。
<子ども達の「顔」は一つではない>
・女川向学館(NPOカタリバ)を見学した人より、向学館では気のなさそうに勉強していた子ども達も、学校の文化祭で非常に生き生きしていた、という報告。市民活動に関わる子どもだけを見ていると一面的にしか子どもの状況が分からない。
・子どもの居場所は一つではない。学校、地域に色々ある。
<お母さん達のストレス>
・託児付きのお茶会などをすると良い。
ただし、お茶会の場にもコーディネーターが必要。
例えば福島からの避難者の中には、原発に対して意見を言いたい人と、もうそういうことは忘れて、今の生活を充実させたいと思っている人がいる。
・また、「一緒に食べながら」というのは重要。
<マイノリティへの歩み寄り、コミュニケーション(アトピッ子より)>
・アレルギー対応の食事は、医療と同じくらい重要であるということを、行政が分かってくれず、被災地で食品を配布する時にとても苦労した。
・子どものアレルギーについて、一番知っているのは母親。その母親が亡くなってしまった場合などは、子どもが何の薬を飲んでいるのかなど、父親は知らないことが多く、小学生や幼稚園の子どもに「薬の色」や「どんな時に咳が出るか」など聞いた方が早い場合がある。
ただし、「自分の身体」を知らない、他人に伝えられないお子さんも多い。ある女の子は、父親が行方不明、母親が精神を病んで入院してしまい、小麦・卵などのアレルギーがあることを避難所で伝えられず、3ヶ月間塩おむすびだけで過ごしていた。
「病気を自分のものにする」という教育と、自分のことを説明するコミュニケーション能力を高める教育が必要ではないか。
<岩手県山田町の自習室「ゾンタハウス」>
・津波の被害にあったたてものを修復し、軽食を出し、自習スペースを提供する場(火~土、平日14:00~20:00、土曜日13:00~18:00)。
・山田町内900名程度の中学生の内、100名以上の登録がある。
毎日30名ほどが学習に来ている。
・いつも来る子ども達で子ども運営委員会をつくり、軽食メニューなどを決めている。このたび、愛称が決まった(「おらんち」)
・子ども達は、イベントはもうお腹いっぱいで、日常生活を取り戻す支援が必要であると感じている。よって、ゾンタハウスでも特別なイベントはせず、毎日自習するスペースを提供するのみ。
・1Fに市民の方の作品を展示する「まちかどギャラリー」(被災前は別の場所で行われていた)をつくり、子ども達と大人との交流の場ともなっている。
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